杏果かいなくったってももクロはももクロだ。だから21日は見ないと決めた。

みなさん、初めまして。

たぶん、こうしてももクロのことを書き記している人はたくさんいることと思います。

私もどうしても書かないと杏果を嫌いになってしまいそうになって思いを吐き出したいと思いました。

今回のことはあまりにも突然のことで第一報を知った時には

 

「マジかー!」

「ちょっと待て、ちょっと待て」

 

なんて言ってただ時間だけが過ぎていきました。

そして夜、マネージャーであるkwkmの番組で語られる経緯。しかし、それは私にとって何一つ響くものではありませんでした。

すっきりした表情をしているのは卒業を決めた本人だけ。

ほかのメンバーは決して暗い顔をしている訳ではないけれど、受け入れているかどうかは……受け入れるなんて容易にできるわけないですよね。

今回「卒業」する杏果は途中加入で8年ほど。

ご存知の方は当然知っておられるでしょうがももクロ自体は今年10年を迎えるグループです。

 

ちょっと細かい話をするならば

彼女たちはスターダストと言う主に女優やモデルが多く所属する事務所に所属しています。

度胸をつけるため、という名目で路上ライブなどをさせていた経緯もあります。

そんなところから生まれた「ももいろクローバー」というグループ。

初めからいたのは紫の高城れにのみで、入れ替えが頻繁に行われた後

百田夏菜子玉井詩織早見あかりが固定となり佐々木彩夏の5人でマイナーデビュー。

歌とダンスを補強するという名目で当の有安杏果が加入、6人体制となりました。

さぁ、これからというときに早見あかりが脱退します。

そして全力で駆け上がった笑顔の頂点。

 

だからメンバーが抜けるとか入るとかそういうことはみんな本当は知っていたわけです。

けれど、突然すぎたんです。

5人体制がほかのメンバーと比べ物にならないほど長かったんです。

別れまで1週間もないなんてあまりにもひどいじゃないですか。

それは杏果のせいなのか、事務所のせいなのかわかりませんけれど。

本人は「1年前から伝えていた」と言っていました。そこから事務所と彼女の話し合いがどれほど持たれてあの日を迎えたのでしょうか。

それは私たちには図り知れません。

ただただ、1週間(正確には6日だけど)は早すぎだろ。それだけ。

あかりんのときは、それも踏まえ次へのステップとして組み込まれた3か月を過ごしたモノノフたち。

 

しかし今回はそうじゃない。

この期間の短さは、杏果なのか事務所なのか、まるで切って捨てるかのように感じてならないのです。

 

さて本題です。

 ももクロのメンバーは、そもそもアイドルになりたくて集まったアキバ系ハロプロ系とは違って主にスカウトで事務所に集められた子たちです。

だからあれらの仕事を初めからやりたくてやっている訳ではないと思うんですよ。

本人達も当初いやいやだったって言っているしね。

でもここまでやってこれたのは彼女たちのプロ根性だと思うんです。

歌だって上手くない。ダンスだって。だけど彼女たちが評価されているのはそこじゃない(って言ったらだいぶ失礼だけどw)

卒業が伝えられた日の夜のネット配信中に

玉さんが「これからは色んなことができるね」って言ってたけど、彼女らだってきっと「普通の女の子」がやってることをやりたいと思っているはずなですよ、だってまだ20代前半なんだから。 それを考えると彼女らはやってることは子供っぽいんだけど、考えはしっかりとした大人な訳です。

だからと言って止めることを誰にも止める権利がないんですよね。仕方のないことです。色んなものを見て感じた結果考え方が変わるなんて当然のことです。しかも彼女らは20代前半で、普通に考えれば今から社会に出る年齢なのに約10年も早く働いてるんです。

しかも杏果は赤ちゃんモデルとして物心がつく前から芸能界を見ていて22歳まで過ごした。「普通」に過ごしたことなんてなかったんでしょうね。

たまに語られる子役時代の話なんかは普通の生活をしてきた私たちには想像もつきません。

 

私も社会人としてずっと仕事しているから分かりますが、だからこそ、引っ掛かるのはなんでこんな急なのか。

ひとつのプロジェクトが終わってからでも良かったのではないか、と思うんです。全国ツアーの真っ只中、メンバーが欠けるって。病気であったり退っ引きならない状況なのか憶測が飛んでも仕方がないとも思います。

辞めたいとの意思を伝えたのは1年前かもしれない。コンサートなどの興業が一体どれくらい前から企画が起こされているのか分かりませんけど、でもプロジェクトはもっと前から動いていて、ファンに発表されている予定は半年くらい先まで。だとしたらなぜ今なのか。こんな駆け足で止めていかなくてはいけないのか。

応援しているファンがいるのだから、貴女の姿を見たくてチケットを買った人の思いを思うなら、グループを抜けるのは今じゃなかったよね。貴女はファンのおかげと言ったけれど、この言葉がちょっと薄っぺらく感じてしまうのはなんでだろう。 私は推し色違うけどみんな大好きだった。貴女を大切に思う仲間と戯れるみんなが大好きだったんです。

そう言うのをすべてうっちゃって止めるから憶測が止まないのではないかと。

ハブられていたとか、仲が悪かったとか。そう言う画像も映像も沢山あるから私たちは困るんです。そうじゃないんだといくら私たちが言ったところで火のないところで大火事が発生するのが芸能界。ハブられた人があんな表情するか?そんなにいやならもっと前に止めるだろう普通って。

だからせめて発表されているコンサートだけはこなしてからやめてほしかった。

ファンを思うならせめてそれくらいまでは心を保たせて欲しかった。チケット買わせてしまっているのだから。それは事務所だけのせいではない。

 

それでも。

幸せになって欲しい。

心から思うけど。

 

でも。

私はこれからもももクロであり続ける彼女らのために私はもう涙を流さない。

これを書いている側から涙を流しているけれど。

杏果がいなければ歌も躍りもいまいちなままここまでのグループにならなかったかもしれない。だから感謝してる。でもね、これからもプロとしてももクロであり続ける4人を私は全力で応援するの。

だから、本当は5人で楽しそうに笑っている姿をこれでもう見られないのは悲しいし、

今回の報道で各社を回る中、一度も涙を探さなかった彼女たちを私は尊敬する。

それが、貴女を笑顔で送り出したいという精一杯の姿を私たちはちゃんと分かっているから。

だから、悔しいから、私はあえて、貴女の最後を見送ったりはしない。

突然のことに驚き、怒りを露わにしている私たちに対し「寄り添う」って言ってくれる彼女たちの心に寄り添いたいと思うから。

 

杏果、忘れないで。貴女がいたももクロは最高だった。

 

大好きだったけど、嫌いになりたくないから、私は行かないし見ないよ。

杏果がいないももクロはもっと最高になるんだから。